短答試験の点数の取り方について(1)

 この記事では、短答試験の点数の取り方について扱います。まずは、短答試験に合格するためには何をしなければいけないのかを明確にします。

1.合格の条件について

 短答試験は、マークシートを使用した選択形式で合計60問を、3時間半かけて解答します。合格のボーダーは大体39点の場合が多いので、合計で39点正解し、かつ科目ごとの足切り点に引っかかっていなければ合格と言うことになります。

2.過去問題集について

 大前提としては、まず各社から発売されている過去問集を解きます。間違えた問題には印をつけて、2週目で再度解きます。ここで重要なのは、どうしてその回答になったのかをしっかり意識しながら回答する点です。このため、なんとなく適当に選択したけど正解した問題は、別の印で識別して、同じく2週目で回した方が良いです。

 理由は、過去問を解く際は、設問に対する答えを覚えるのではなく、何を聞かれているのかを意識しながら回答することが必要なためです。具体的には、特定の制度に聞かれている場合、多少文章が異なっていても、全く同じことを聞いている問題である場合がかなりあります。逆に他の設問で聞いていたことの反対や、周囲を聞いているだけのような問題は、元の制度のその論点だけ抑えれば全て正解できるようになります。

 学校の試験のように出題範囲が限られている場合は、回答を丸暗記してしまえば良いのですが、弁理士試験の場合は、出題範囲がかなり広いため、この解き方は使えません。覚えていない初めての問題が出る確率の方がはるかに高く、覚えていない問題が出た場合は正解できなくなってしまうためです。つまり、その問題自体の問題と解答を暗記することにはほとんど意味がありません。

3.正解率を上げるためには

 経験則ですが、前記の都合で、短答試験の学習をまじめに始めると、おそらくいったん答練や模試等の点数が落ちると思います。例えば4択の問題をなんとなくで回答すると、正解率は25%だとします。この点で、学習が進むと、いったん作問者の意図した罠が意識できるようになるため、正解率が下がるためです。

 具体的には、いわゆるひっかけの選択肢に引っかかりやすくなるためです。この場合は、4択でもひっかけの選択肢を選択しやすくなるので、さらに正解率が下がります。しっかり実力を上げるには、この先に行く必要があるので、この点を意識していった方が良いと思います。さっきの4択の例でいえば、2枝は明らかに違うのですが、残りの2枝の片方がひっかけの選択肢であるような場合に、これを見抜けるようになると、ようやく点数が向上していきます。

The following two tabs change content below.
事務所で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク